Lesson from Raindrop

雨滴というのは、サイズが小さいとすぐに蒸発してしまうが、「ある程度のサイズ」を越えると、今度は一転してどんどん成長に向かうものらしい。上の図は、この様子を図示したもの。簡単に「雨滴モデル」と呼ぶことにする。

PoIC というカード・システムにも、この雨滴モデルと同じ原理がはたらいているように思う。システムを構成するカードが「ある程度の枚数」を越えると、システムは一転して成長に向かう。この「ある程度の枚数」を越えることが重要。具体的な枚数は人によって違うのだろうけど、私の場合は20枚だったらしい(「量を計る」の2006年2月〜3月のジャンプ)。

この絵を見ていてもう一つ分かるのは、2つの小さい雨滴だとそれぞれは蒸発してしまうけど、それを合わせて1つの大きな雨滴を作れば、成長に向かうということ。これを踏まえると、時系列によるカードの一元管理(=分類しない)は、システムの成長にも寄与しているらしい。小分けにしないで、まとめた方が成長は早い。逆に、現行の家ドックと会社ドックに分けるというやり方は、システムの成長を考えると、あまり良くないのかもしれない。やはり「ポケット一つ則」(野口, 1993)が一番良いということか。

今や PoIC で起きる現象は、「雪崩モデル」と「雨滴モデル」の2つで理解できることが分かった。カード一枚を一粒の雨滴に例えると、より統一的な描像も見えてくる。つまり、核の回りに水蒸気が付着し、成長し、雨滴となり、冷やされてできた雪の結晶が、地上に降り積もって、やがて雪崩が起きる、と。「情報カードを書く」ということは、そのままでは蒸発してしまう情報を凍らせて、結晶として固定すること。雪の結晶には、一つとて同じ形のものはない。

Ref. : @book, イリヤ・プリゴジン, 存在から発展へ, 1984.

Updated : 2008.08.09 09:24

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