Aki’s PoIC method

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自分に正直に書く

いよいよPoICを実際に運用します。知的生産という名の長い旅があっさりと自分のデスク(Dock)から始まります。情報カードへ頭に浮かんだ事をだたひたすら書き続けます。遠慮は一切いりません。自分で考えた事を自分の情報カードに書いてDockに収めるだけです。情報カードへの記入は大いに楽しんで欲しいと思います。


「知的生活の方法」著者の渡部氏は「知的正直(インテレクチュアル・オネスティ)」としてシェイクスピアの教訓、「己に対して忠実であれ」という言葉を紹介しており、(自分を)ごまかす、ズルをする、という精神ではじめたものには上達しないものだというのは鉄則であるように思う」という理由を述べています。私も全く同感です。何も自分が理解していない事をあたかも理解した様に書く必要もないですし、どうしても書く事が無いと思ったら無理に書く必要もないです。


ただ自分に正直にありのままを書けばそれで良いと思います。ありのままに書き溜めた沢山の情報カードの山は自分にとって、記憶の分身(?)となってくれるでしょう。しかも自分がすっかり忘れていた事をDockはいつまでも忠実に情報カードという形で記憶してくれます。

引用:知的生産の方法 渡部忠夫 著 岩波書店 P10 P12から一部抜粋


私はPoIC=自分位の気持ちで書いています。後々、特に再生産する時ですが自分と記録した情報カードに大きなギャップを生まない為です。自分に「無い」ものを「有る」とごまかして書けば実行は間違いなく不可能です。そしてそのギャップに苦しむのは他でもない自分です。知的生産の場で辛い目に合う必要は全くありません。せっかくならば楽しく発展させていきたいものです。


あなたは、「劣っていない」。

あなたは「優れて」もいない。

あなたは、ただ「あなた」であるにすぎない。


マクスウェル・マルツがこの様に述べています。つまり「自分」は「自分以上」でも無ければ「自分以下」でもない。格好付けず、卑下せずに等身大のまま「今、考えている事」をそのままDockに放り込む事が大事です。再生産時にきっと思いもよらなかった面白い発見が出てきます。その発見はPoICを通して自分自身が生み出したものです。

引用:潜在意識が答えを知っている!マクスウェル・マルツ著・ダン・ケネディ編 きこ書房 P104より一部抜粋


時系列スタック法

聖域無きDock 神様カードは資料行き

情報カードにひたすら書き続けていると必ず出会うのが、頻繁に使うカードです。カードの内容は本を読んで感銘した一文であったり、格言や自分へ指針、はたまたインターネットのログイン情報かもしれません。これらが通常通りDockに収まってしまうと、頻繁に利用するはずがいちいち時系列から探さなくてはいけません。完全な時系列を保つ為にも更新ルールは避けたいところです。そこで私は特別に重要なカード、頻繁に参照するであろうと判断した場合は情報カードからA4に転記してファイリングシステムに移行します。ファイリングシステムの中身は殆ど資料です。利便性を考えて更新ルールを適法していますので頻繁にアクセスが必要なファイルは自然と手前に来ます。検索の時間も大幅に短縮する事が可能です。

4タグについて

4タグの扱い

情報カードには書いた内容によって4つのタグ(以下4タグ)を付けます。オリジナルPoICと同様に記録・発見・GTD・参照に分かれます。この4種類以外にタグを足したり削ったりする事も考えましたが、Hawk氏によって分けられた4タグが過不足なく運用出来た為、特に変更はしていません。個人の運用方法によって工夫の余地は大いにあると思います。


タグによる検索は最後の砦

基本的にDockに収めた情報カードは検索しません。頻繁に参照しなくてはいけないカードは資料化してファイリングシステムに移行します。再生産する前にどうしても目的の情報カードを見なくてはいけない場合はまずいつ頃に書いたカードなのかを思い出します。大体で良いです。人の脳というのは分類した記憶は曖昧なのに時間の経過を追って調べる事の方がやや得意な様です。おおまかな期間に絞ったらバーコードの様に並んだ情報カードのタグから調べたいカードの属性を4タグから選択します。この作業で目的の情報カードへアクセスします。ちょっと大変ですね。いざという時の為に適切なタグ付けが重要です。記入した情報にどのタグを採用するかは自分で明確ルール、基準を設けておきます。ちなみに私は全くと言って良い程検索はしません。過去の情報カードを手にする時は再構築する時だけです。


アイコンは情報のイメージ化

付加情報で本題をつい忘れてしまう問題

一枚の情報カードには内容の他にも実に様々な付加情報を追記する必要があります。日付情報(日、曜日、時間)とアイコンが全てのカードに共通して記入する事項になります。参照カードであれば参照元、出典、引用などがさらに追加されます。以前、私が情報カードに記入している時、頭の中に「引っ掛かり」があって手が止まってしまう事が多々ありました。理由は非常に単純な事で、付加情報を記入している際に肝心な内容に頭の中がフォーカスされていないという点です。逆も然り。内容を書いている間に「えと・・これは発見カードかな?」「という事は描くアイコンはこれだ」「今の時間は・・・」といった様に脳が「内容」と「付加情報」を平行して考えてしまう為に思考が煩雑になってしまうという問題がありました。


アイコンをイメージ化すると脳は書く事に集中出来る

私はオリジナルPoICのアイコンがイラストであるという点に注目し、イラストを一度言葉に変換して認識するのではなくイラストそのものを自分で判りやすい様なものに変更して記入した内容がどの様な属性を持っているのかを認識出来る様にすれば書く内容そのものに集中出来るのではないか?と考えました。

そこでアイコンをオリジナルPoICで紹介されているイラストから自分にとってより直感的に、かつ簡単に描けるイラストを作成しました。

自作のオリジナルアイコン (拡大する)


イラストそのもので4カードを認識する事で思考のプロセスは以下の様に改善されます(ここでは例として4カードを「発見」とします)

改善前:内容決定→4カードから選択→「発見(言葉として認識)」→「変換」→「イラスト」→「アイコンを描く」

改善後:内容決定→4カードから選択→「発見(イラストそのもので認識)」→「アイコンを描く」

この様にイラストそのものに意味を持たせる事によって考えなくてもアイコンを容易に描く事が出来る他、脳は記録する書く内容に集中する事が可能となります。

アイコンは自作がベスト

オリジナルPoICという1つのベースを自分に合ったシステムに改良するならば一番初めにアイコンの自作化をお勧めします。理由は前項で説明した様に脳を記録する事に集中させる事が重要である事、付加情報は出来る限り考えないで描けるイラストにしておく事がアイデアを逃さず瞬時に情報を捕らえる事が出来る秘訣です。ケーススタディとして私のイラストを例にアイコンを自作する時のポイントを挙げます。


アイコン作成時のポイント

  • アイコンを観たと同時に情報の属性を認識出来るイラスト。
  • 少しでも素早く描ける様、極力シンプルにする(一筆書きに近い程良い)

簡単に言ってしまえば頭に浮かんだ事は忘れない様さっさと書いてしまう。内容に集中しようという事になります。


ケーススタディ

  • Record(記録):横長の四角は情報カード、下へ向けた矢印は情報カードへのインプットを示します。記録は自分からアウトプットした情報ではなく常に外部からのインプットしかない。一方通行であるというイメージ。


  • Discovery(発見):見たままのビックリマークです。一番描く枚数が多いアイコン。発見やアイデアは自分の知的生産にとって最もエキサイティングでありワクワクドキドキする瞬間。そんな「あっ!!」という閃きをイメージするとビックリマークが一番しっくりきました。


  • GTD:行動を伴う「これからやる事」をイメージします。正方形はチェックボックス。チェックボックスの上に走る左から右へ向かう矢印は「さあ、行動しよう、次にやる事はこれだ」というプロセスをイメージして作成しました。やる事が完了したらチェックボックスに「レ点」を入れます。


  • Cite(参照):自分以外の情報に対して用いるカードです。横長の四角に一本の縦線が入ったイラストは参照の代表的な存在である本そのものを描きます。参照は本の以外にも、インターネット、テレビ、ラジオなどのメディア各種や知人や友人との会話などで印象に残った言葉を記録する事もあります。


自分にとってピンとくる判りやすいイラストを描く事が重要です。日常的に扱う視覚的な情報ですので、あれこれと描いてみて気に入ったアイコンを是非とも独自に作って欲しいと思います。

PoICと言う名の仮想コンピュータ

***執筆中***

私がPoICを始めてから約一年が経ちました。実践の中から膨大な「知」(消化し再生産した形、情報ではない)を得ながら、今でも形を変えてながら進化し続けています。独自のシステムを構築する上でいくつかテーマの断片を新たに発見しましたので紹介します。

  • 脳(自分)とPoIC(システム)はミラーリングの関係。Dockは自分の分身に限りなく近づく事が出来る。
  • デジタル世代の私にとってPoICとは驚く程コンピュータのシステムと似ているという発見。
  • PoICは自分の中にある時間軸をDock内で制御、把握する事が出来る。
  • そもそも「時間とは?」という素朴な問いが生まれました。調べていくとその先には「物理学」という学問の世界を少しずつ紐解いて概念を学ぶ必要がありそうです。


***アウトライン***

俯瞰する タグコード、GTD、スケジュール、カードの量、 シーケンシャルアクセスとランダムアクセス 壊す-再構築 破壊編集-非破壊編集 PoIC-脳-コンピュータ サンプリング-リサンプリング シーケンシャルアクセス-テープメディア DAT MTR ランダムアクセス-光学メディア・磁気メディア

MTRの例 マルチトラックレコーダー=分類 DAT=2トラック


発散→収束

PoICは知的生産専用コンピュータ

PoICはパソコンに例えると判りやすい。

CPU(あなたの脳)

RAM(野帳)

HD(Dock)

data(セクター)情報カード

キーボード(ペン)

電源(知的生産への喜びとか)


4カード

記録、発見、GTD、参照

例外の無い時系列スタック法

PoICとGTDの分離 強い強調(太字)